喜楽園

街なかにひっそりと立つアットホームな中華飯店。昭和レトロな雰囲気が根強い人気!

地元の移り変わりとともに歩んでもうすぐ半世紀

このお店を開店したのは1972(昭和47)年5月8日のことです。大阪で会社勤めをしていた私が一念発起して脱サラして帰郷、地元の飲食店で3年ほど中華料理の修行をしてからのオープンでした。
当初は佐賀市多布施、旧大和紡績の工場の西側に店舗を構えていました。現在の場所に移転したのは1979(昭和54)年のこと。当時は近隣にボウリング場があるなど唐人、天神エリアは賑わっていて、アパートが立ち並んできたときとも重なり、日々慌ただしく営業していたものです。
カウンター6席、テーブル2卓のこじんまりとしたお店ですが、大人から子どもまで幅広い世代のお客様に美味しく召し上がれるよう工夫してきました。小学生に野球を教えていた時代があったのですが、来店した教え子たちが嬉しそうに食事してくれた姿には元気をもらってましたね。
早いもので夫婦でお店を営んで半世紀近くになりました。現在は佐賀銀行本店など中央通りで働いている方々が昼休みや仕事帰りに足を運んでくださっています。

地道に続けたシンプルなメニュー構成

メニューは、開店当時からほとんど変わっていません。定番メニューの「ラーメン」(400円)は、開店時は70円でしたから、時代を感じますね。当初はとんこつ味だけでしたが、お客様から要望があり、しょうゆ味も加えました。
「ターローメン」(600円)はちゃんぽん麺に玉子とあんかけが乗っていて創意工夫を凝らしたメニューです。「炒飯(チャーハン)」は、具材は肉、かまぼこ、玉ねぎのみだけのシンプルな構成で、玉子は使用していません。麺がパリパリしている焼きそば(650円)も人気です。
定食(700円)は炒飯+ミニラーメン(A)、ミニ炒飯+ラーメン(B)の2種類があり、おひとりさまの方のご注文が多いですね。

昭和レトロな空間を楽しんで

街の小さな中華料理店として地元の方に親しまれてきました。内装も移転当初とほぼ変わりなく、「昭和レトロ」な空間を楽しんでいただいています。私もおかげさまで大きな病気もなく元気に営業を続けることができました。体力が続く限り、厨房に立っていたいと思います。
創業当初は両親が手伝ってくれたこともありましたが、基本的には夫婦2人で切り盛りしてきました。アットホームな雰囲気が出来上がったのは、長い年月をかけてきた賜物です。
今後、この店舗を貸し出すことがあれば、今の時代に合ったお店作りをしてもらいたいですね。

■DATA

店名:喜楽園
店主:中村泰洋(72)
住所:佐賀市天神1-2-2
電話:0952-24-4511
営業時間:11:00~14:00、17:30~21:00
休み:日曜
駐車場:あり