松原うどん

優しい出汁の香りと柔和な女将さんの笑顔が迎えてくれる、40年以上地元に愛されたうどん屋『松原うどん』

元はいなり寿司のお店。病院下のテナントとして『松原うどん』が誕生

店主:『松原うどん』は昭和50年に開店しました。私の親がはじめたので私は2代目ということになりますね。お店は45年くらい続いています。

元々はいなり寿司専門の製造・卸販売を家業でやっていたのですが、この場所に藤川病院が新しく建つとなった時に「病院の下でうどん屋をやらないか?」とお誘いを受けたのが松原うどん開店のきっかけでした。今はこの店のほかには床屋さんだけになっちゃったけど、昔は病院下にいろんなお店がずらっと並んでたんですよ。

主人が居たときは夫婦一緒にやっていましたけど、主人が亡くなってからは基本的にひとりで営業しています。大変ですけど、母が時々に手伝いに来てくれたり、家族で協力してやってきてます。

お客さんは基本的に近所の方が多いと思います。あとは県庁職員の方とか。病院の下なので通院される方とかも来られますね。

開店当初から長く通ってくれているような常連さんが多くて、よく様子を見に来てくれます。今日いらっしゃってる常連さん(※)もそうですね。ほんとにありがたいことです。

常連さん:私はもうここに通い始めて40年以上になる。今の女将さんの親御さんの時から。ここは美味しいし、何より女将さんの人柄がいい!

※取材当日は松原うどんに40年以上通い続けている常連さんが来店中。折角なので常連さんにもお話を聞かせていただきました(希望によりお名前と顔は伏せさせていただきます)。

産地直送の利尻昆布を使用。昔から変わらないこだわりの出汁

店主:お店をオープンさせた時からメニューは基本的に変わってません。うどんとそば、そして稲荷とおにぎりです。トッピングは色々ありますけど、よく出るメニューは『肉うどん』かな。

常連さん:ここはやっぱり出汁が美味しい!良い昆布を使ってるよ。麺も柔らかいしお稲荷さんの味もよく味が染みてて美味しい。

店主:お出汁も開店時から作り方は変わっていません。昆布は北海道の利尻昆布を産地直送で取り寄せたものを使って出汁を取っています。なのでこだわりといえばやっぱり出汁でしょうね。

麺は大川市にある製麺所さんの麺を使っていて、これは先代が麺の味を気に入ってからずっとこの麺を使い続けています。柔らかいのはお客さんの年齢層がある程度高いのもあるけど、若い人とかは固めが好みだから言ってくれたら固めに茹でたりはしてます。

あとはうどんを始める前から扱っていたお稲荷さんも人気ですよ。

「このお店を続けてほしい」と願う常連さんの声に可能な限り応えたい

店主:今は正式に後継者になる人がいるとかは特にありません。まだ元気に続けていけると思ってるので、正直後継者については今まで考えたことなかったです。

子供もいるけど、そういう跡継ぎとかそういうことはまだ話とかもしてないですね。私が出来るところまでは続けていきたい。その後は正直「なるようになるかな」という感じです。

ただ常連さんからはよく「この店を続けてほしい」と言われますし、やっぱりその声にはできるだけ応えたいと思ってます。

常連さん:ここが無くなるともうどこのうどん屋に行けばいいかわからないから、続けてもらわないと困る(笑)お子さんとかがこの店を受け継いでくれるといいけどね!

■DATA

松原うどん
店主:吉田 早苗(77)
住所:佐賀市松原1丁目2−25 藤川ビル 1F
電話:0952-23-1526
営業時間:12:00頃~21:00頃まで
休み:日曜
駐車場:藤川病院の駐車場を利用可能(駐車場管理人にその旨伝える)